吉村正志が書いた「生き物に出会う技 」というコラムが琉球新報で出版されました
By okeon_admin on Friday,June 24th, 2016 in News, コメントはまだありません
生き物に出会う技
吉村正志
「OKEON美ら森プリジェクと」という自然環境調査を始めてから、沖縄の森に分け入る機会が多い。日本全国でよく見られるアリ約300種の、実に3分の1がすむ沖縄本島。その森は、どんなににぎやかだろう?一歩足を踏み入れれば、至る所に見たこともない多彩なアリがうごめいて…と、そんな想像をするかもしれない。ただ、実際にはそう簡単ではない。意外なほど生き物の姿は目に付かない。亜熱帯の森の足元は、積もった落ち葉も少なくて、むしろ殺風景にさえ感じる。ただ正確には、生き物に出会わないのではなく、出会っても見えていない、というのが正しいのだろう。